3年目の命日。末っ子王子の遺骨の粉骨と樹木葬の話

春のはじめ、3月末にようやく我が家の永遠の末っ子王子・真赭(ますほ)のお骨を手元から手放すことにした。

2020年に亡くなって火葬をしたタイミングで粉骨までしようかなと思いつつも、なんやかんやで逃し。
骨壷が届いてからは、リビングの模様替えあれこれも見守っていてくれた永遠の末っ子王子(の遺骨)

当初、粉骨はしても骨壷をインテリアに合うものに変えて、手元に置いておこう。
わたしが亡くなった後に一緒に埋葬してもらうようにしよう。
そんな風に思ったりもしていたのだけど。

ある時ふと、それって何年後の話?と思ってしまい。
突然の事故や病気、天災というのがなければ、少なく見積もってもこの後まだ40年くらいは余裕であるわけで。

その期間、ずっと手元に置いておく人もいるだろうけど、この期間をあらためて考えた時に、すとんと「遺骨は手放そう」と思えた。

遺骨は永遠の末っ子王子の大事な一部。
なんだけど、でももうその遺骨には彼の意識も何もないわけで。

なんなら、お空での自由時間も目一杯楽しんで、次のステップに進んでそうだよね…なんて思えてきたりもするし。

そう考えたら、確かに彼の大事な一部ではあったけれど、今はもうただの無機質の塊でしかないなと思えたから。

ペットの遺骨は人と違って特に法律がない。
なので、粉骨だけ専門業者に依頼して、後は祖母の法事で実家に帰省したタイミングで実家の庭の片隅に植えられている山吹やブルーベリーなんかの近くに埋葬。
樹木葬的な。

ちゃんと粉末にしたので、実家の庭の土を経由して大地に還るのも比較的早い、と思う。
(この先、実家がどうなるかも決まってないので、万が一、実家売却となったときに骨が出てきた!とかにならないように…というのも考えての粉骨)

今回、粉骨を依頼したのは千葉県にある、まごころ粉骨®️さん。

人の粉骨や樹木葬の代行なんかもしている会社なのだけど、郵送キットもあるシンプルな「ペット粉骨」で依頼。
粉骨した後、UV滅菌&真空パックで返送というのが決め手(他にもあったし、なんなら火葬してもらった葬儀屋さんでも後からオプションで粉骨依頼ができたのだけど、返送時の状態がはっきりしなかったので最終的に選択肢から脱落…)

粉骨前の遺骨の状態と粉骨後の写真も証明書として送ってもらえるのもいい(カビたりしてたらどうしようとドキドキしたけど綺麗でした、と書かれていた)

骨壷や骨壷カバーの処分も一括してお願いできるのも個人的には有り難く、決め手になったひとつ(気持ち的に自分で処分しづらい)

肉体を持って9年2ヶ月、遺骨になって2年9ヶ月。
わたしの元で過ごしてくれてありがとう。

来世以降、またどこかで出逢えることを願って。

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